おなかにはまるで消化されていなさそうな異物感。震えがきて、身体が吐く準備を始めている。
吐いた方が楽なのだろうが、あの不随意運動の疲労感や舌の奥の痛みを思うと、避けたい気持ちの方が強い。
幸い消化薬を買ってある。そういえば最近、苦しくなることが多かったんだ。ここしばらく涼しかったが、今日はとても暑かった。夏負けで胃が弱っていたのだ。
馬鹿なことをしたなあ、その上に寝る前の空腹時なんて最悪だった。しかし落ち込むと悪化する。慎重に深呼吸して、汗がにじむ身体を落ち着かせる。
苦しさに集中しないよう、しかし興奮しないよう、ただ意識を逸らすためにだらだらと書く。
少し目を瞑ってみる。吐かずに済むといいな…。
一度苦い水が上がってきたが治まってきた