世界というのは美しい。
すぐ目の前に美しさは存在する。
その美しさを知る方法は、
そのことに
ただ気づくだけだ。
中年のある日、世界の美しさに気づいた。
それはひょっとしたら映画の影響かもしれない。
前の日にアメリカンビャーティーという
映画を見た翌日のことだ。
あの映画では木の葉が風に吹かれて
ただ旋回しているだけの景色を
涙が出そうなほど世界は美しいと感じてしまって
この気持ちをどこに持っていけばいいのか
わからないほどに美しいと感じるように
僕もある日の朝、雑草に見入ってしまって
離れられなくなりそうになった。
なんという
美しさ
という言葉はない、
ただ美しさに打ちのめされる、
言葉はない。
世界はとてつもなく美しいと涙が出るほどに
それは目の前にあって
ただ気づくかどうかの話だ。
そしてそこには言葉はない。
ぼくはもっと世界を愛でたい。
そのために生きているのだ。
それが生きる一つの理由だ。
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