2021-06-28

もっともっと世界を愛でたい

世界というのは美しい。

すぐ目の前に美しさは存在する。

その美しさを知る方法は、

そのことに

ただ気づくだけだ。

中年のある日、世界の美しさに気づいた。

それはひょっとしたら映画の影響かもしれない。

前の日にアメリカンビャーティーという

映画を見た翌日のことだ。

あの映画では木の葉が風に吹かれて

ただ旋回しているだけの景色

涙が出そうなほど世界は美しいと感じてしまって

この気持ちをどこに持っていけばいいのか

からないほどに美しいと感じるように

僕もある日の朝、雑草に見入ってしまって

離れられなくなりそうになった。

なんという

美しさ

という言葉はない、

ただ美しさに打ちのめされる、

言葉はない。

世界はとてつもなく美しいと涙が出るほどに

それは目の前にあって

ただ気づくかどうかの話だ。

そしてそこには言葉はない。

ぼくはもっと世界を愛でたい。

そのために生きているのだ。

それが生きる一つの理由だ。

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