夜、名古屋駅、雨。新幹線の座席に座ってゆったりとする。するりとすべりだすと窓に張り付いた、光る水滴が横に流れ、窓の外に冷たい夜景が流れていく。煌々と輝く摩天楼、瀟酒なマンション、いかつい工場、四角いアパート、青白いコンビニ、鉄塔の連なる赤い光。景色は街から町へと流れていく。人が息づく無数の灯りのどこにも自分はいなくて、その代わりに誰かがひっそりと暮らしていることが、寂しいようで、なんだかうれしい。冷たく輝く日本の夜景のどこかで、ひっそりと佇むひとつの灯りに帰ろうと思う。
Permalink | 記事への反応(3) | 19:28
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ちゅーおーふりえっえーい♪
ポエムはチラシの裏にかいてファイル共有ソフトにでも流しとけ
イルミネーション、排気ガス、そしてあふれる人、人、人…