2020-05-17

ボビー・オロゴンの家臣でござる

この度の殿のかような乱行、家臣一同お詫びの言葉もござりませぬ。

殿は先の戦での大敗以来すっかりお心を病んでしまい、昼は村娘をかどわかし、

夜ごと酒を召しては奥方様に殴りかかる毎日でござる。

からの疫病で民は飢え苦しみ、近隣諸国大名はこれ幸いとばかりにわが国との国境を侵し始めている次第にござりまする。

家臣の中にも殿に翻意をいだく者が多く、このままではお家存亡の一大事になりかねませぬ。

しかし、ご安心下され。間もなく殿には出家していただく手はずにござる。

殿が寺に向かう途中に手練れの者をひそませ、殿のお命を頂戴する算段が整っておりまする。

その後は殿の甥にあたられる茂名の上(もなのかみ)様を殿として迎え我ら家臣一同忠勤を尽くす心づもりでござる。

皆様方には迷惑をおかけして、まこと申し訳ござりませぬが、

今しばらくの辛抱でござる。なにとぞ、なにとぞ殿の此度の所業をお許し下さいませ。

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