2019-12-28

子どもは愛することを知っている

世の中によく、「愛されたかったら愛することだ」という言説がある。クソみたいだ。

愛したからといって愛がかえってくる保証など世の中のどこにもない。

そしてここが肝心なのだが、子どもは愛することを知っている。

しかしその愛がちゃんと受け取ってもらえず愛がかえってくることのない育ち方をすると、愛をなくしてしまうのだ。

誰しもがまず愛することから人生を始めている。それでも愛がかえってこないことがあるからこそ「愛されたかったら愛すること」という言説はクソなのだ

残念ながら愛は無限ではなく、愛は消費される。消費された愛は愛されることでしか補充されない。

から本当は、「愛したかったら愛されることだ」なのだ

自分は一生愛されることはないと絶望している者よ、聞け。

愛は絶対に現れるとは保証されない。どんなに善良に生きようとも愛が現れないことはある。だが、愛は意味もなく現れる。どんなに罪深い者の元にも現れることがある。

もし不意に愛されることがあったら、相手の愛を消費し尽くさないように気をつけるべきだ。受け取った愛を相手にかえし、愛を回せ。

世の中の愛があまねく行き渡るように回り続けるように願っている。

輪るピングドラムを見ろよ。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん