アーンショウ(Earnshaw)の定理は「電荷の無い領域に静電界が存在するとき、その領域内に荷電粒子を置いて安定なつりあいの状態を保つことはできない」と表現される。
これは平均値の定理から直ちに証明される。
なぜなら、荷電粒子を安定に保つためには、その点(Oとする)で電位Vが極小(または極大)になっていなければならないが、
もしVが極小(極大)だとすると、その周りの小さな球面上で〈V〉を求めると必ず
〈V〉> V(O)(または〈V〉< V(O))となり、
平均値の定理に反するからである。
アーンショウの定理は、クーロン力だけでなく逆2乗の法則に従う力一般について成立する。
したがって静電気力と重力だけでは空中に荷電体を安定に浮揚させておくことは出来ない。
麻原ショーコーの空中浮上はアーンショウの定理に反する。
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