殴るぞ、と言われてもへえ〜殴るのか〜! と思ってヘラヘラしながらパンチを受けていた。一日1000回殴れるかゲームとかをやってた。なぜ殴るのか聞いてみたけど殴りたいからと言われたので、なら仕方ないなって我慢していた。体があざだらけだった。痛くて、たまに帰り道で泣いた。でも頭がおかしかったのでずっとヘラヘラしていた。
私と一日1000回殴れるかゲームで遊んでいた子の名前を全員ぶん、覚えている。
全員結婚していて、まだ地元にいる。女児の親もいるし男児の親もいる。
その子たちには、ぜひ当時の私と同じ目に遭ってもらいたい、世代をこえ、ふたたび一日1000回殴れるかゲームで楽しく遊ぶことを夢見ている。
その子たちにまた殴られたいって話かと思ったら、全然違った。なんだこれ。