知っていて行う悪のほうが、知らずに行う悪よりも悪であると教えられた
そこでふと思う
知恵や知識を多く身につけてしまえば、状況や立場における善悪の区別は、それ以前の状態、知識を身につける以前よりも知見することが多くなる
では、そこで仮に、目の前で行うべき善である行動を行わないとすれば。
理解しつつそれを行わないのだとすれば、悪としての行為(行わないという状態として)になってしまい、
すると何も知らず善の行動であるとの判断もつかぬ状態であるほうが、行わないことが悪と知らずにいるのだから知っているときよりも行動しないことでの悪の度合いは低くなる。
煎じ詰めれば、倫理を学び学を増やせば増やすほど、悪となってしまう状況に多く接することになるのであれば、
阿呆の方が善を多く全うできるのではないだろうか?