2019-03-27

普段使わない物はなくなる

どこかにしまっておいたつもりでも、滅多に使わない物をいざ探しても見つからない。誰にでもこのような経験はある。

しかし、そうやって物をなくしてしまうのはなぜだろうか。

少し考えると、その物のことを覚えていないからだということになる。なぜ覚えていないかというと、長い間使われない記憶は衰えていくからだ。

まり、物をなくすということは、その物の記憶された状態現実状態の不一致を意味するのだ。

こう考えると我々の中にあると言われる精神と、我々の外にあると言われる物とが、連続した様相を持っているように感じられる。

物のあり方は我々の思考のあり方によって規定されるのである

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