反知性マンは学ばない 知性がついてしまうから
反知性マンは議論しない 論理性が身についてしまうから
反知性マンは罵倒する ただひたすらに罵倒する
かつて彼は優れた知能を持っていた
豊かな教養で周囲に光を与えるはずだった
だが知性が自分を救わないと知ったあの日
どす黒い沼に身を放った
沼は彼を別人にしてしまった
反知性マンは知性に反発する
劣等感を抱いているわけではない
突き動かすものは怒りのみ
無限にあふれるエネルギーで
今日もやみくもにひた走る
いけいけ 反知性マン
在りし日の記憶を不意に思い出すとき
切ない笑顔を見せるのだ
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