2018-06-18

8歳のぼくへ 24歳のぼくより

8歳のぼくへ

きみは大きな選択をした。

誰よりも勇気の要る選択だった。

友達なんか持ちたくないと思った。

鬼ごっこに勝てなくて、誰かにやるせない気持ちを受け取ってほしかった。

でも誰もぼくの気持ちをくみとってくれなかった。

きみは誰かを傷つけたくなかった。

でも自分が傷ついてしまった。

当時通っていた学童保育所は居心地が良かったけれど、

ぼくの気持ち自分存在曖昧さに困惑していた。

ゲームに負けるぼくは無力感だらけだった。

いやな気持ちでいっぱいだったぼくが嫌だった。

何も誰も許せなかった。

他人の笑い声が聞こえるだけで辛かった。

どんどん追い詰められる気がした。

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