8歳のぼくへ
きみは大きな選択をした。
誰よりも勇気の要る選択だった。
友達なんか持ちたくないと思った。
鬼ごっこに勝てなくて、誰かにやるせない気持ちを受け取ってほしかった。
でも誰もぼくの気持ちをくみとってくれなかった。
きみは誰かを傷つけたくなかった。
でも自分が傷ついてしまった。
当時通っていた学童保育所は居心地が良かったけれど、
ぼくの気持ちは自分の存在の曖昧さに困惑していた。
ゲームに負けるぼくは無力感だらけだった。
いやな気持ちでいっぱいだったぼくが嫌だった。
何も誰も許せなかった。
他人の笑い声が聞こえるだけで辛かった。
どんどん追い詰められる気がした。
Permalink | 記事への反応(0) | 14:07
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