だせえ。
今の麻生太郎にはそう言わずにいられない。
残念ながら。
「死んだ」という言葉は、あまり使うべきではない。だが、そう言わずにはいられない。
俺はどっちかというと左側の人間だ。
だが、麻生太郎という男だけは嫌いではなかった。
口が悪く、皮肉屋で、失言に次ぐ失言。
だが、そこにはダンディズムがあった。ひねくれ者のダンディズムがあった。
左右の差こそあれ、麻生太郎の皮肉なダンディズムには、思い入れがあった。
今の体たらくは、なんなのだ。ダンディズムはどこに行ったのだ?
しがらみに囲まれて、地位にしがみつき、嘘をつき、恥を晒す。
それは、かつて我々の愛した麻生太郎ではない。
ゴルゴ13の標的になる側の哀れな人間だ。
「だせえ」そんな言葉は似合わない男だったと思っていたのだが。
残念ながら、言わずにいられない。
俺たちの愛した麻生太郎閣下は、死んだ。
今政権の椅子にしがみついているのは、魂の抜けた抜け殻だ、と。
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