鈴木光司の「リング」とそれに続く「らせん」は序章に過ぎない。
リング3部作最後の「ループ」こそ、著者の本当に描きたかったものではないか。
リングといえば貞子、そればかりだが、所詮ただの幽霊である。
それ以上に、というか別次元の深い恐怖を表現しているのがループだ。これは怖い。貞子とは別種の恐怖に僕は包まれた。貞子などどうでもよくなるような怖さである。
読んでから二〇年近く経った今でも恐怖の余韻が残る。読後、現実の恐怖に包まれる。これが本当のホラーだと思ったし、今もそう思っている。
Permalink | 記事への反応(2) | 15:47
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「リング」シリーズ、読んで本当に怖いのはループでした。 https://anond.hatelabo.jp/20171220154744
コンピュータウイルスなんだろ?わけわからん
生きているこの世界が実は誰かのつくった仮想現実なのかもしれないと考えたら怖!と思わない?
『トゥルーマンショー』❓
ちょっとニュアンスが異なるかもしれないけれど、共通するところはあるかも。トゥルーマンショーでは神視点の悪意が表現されているように感じましたね。