大学時代、友人で物の扱いが雑な奴がいた。
自転車なんかボロボロで壊れまくってるから乗るのに最低限のパーツしか残っていなかった。
そんな自転車に乗ってるもんだから、しょっちゅう警察の職質にあっていた。
ある日の深夜、そいつが河原に遊びにいこうと電話してきたので現地で待っているとゆらゆらと光る物体が近づいてきた。
家を出てすぐに無灯火で警察に呼び止められ、今からは無理でも今度からはなんでもいいので灯りをつけろと言われた、だから警察が見えなくなった後に壊れた自転車のベルのカップの部分(金属のフタのところが外れて無くなってた)にジッポーオイルを注ぎ、火を付けて灯火がわりにしてきた、というのだ。
その時はコイツすげーな、と思ったがこれって厳密にはなんかの罪になるのだろうか。
全てにおいて破格な人っているんだねー。 どんな大人になってるんだろ、その人。
無形文化罪