「ときめきアイドル」という言葉には「ときめきメモリアル」にあったセンスを感じない。なぜか。
改めて考えると、「ときめきメモリアル」という言葉はとても語感がいい。
まず「ときめき」という響きがパワーを持っている。「とき」「めき」と、「き」を繰り返す韻律を持っている。
その後に「メモ」が続くのがよい。「き」の韻律から「め」の韻律へ展開して期待を煽っている。
と思ったら「リアル」で締めるのがなんといってもすごい。「ときめきめも」までなら日本語でもありえる音韻だが、そこに「リアル」という日本語にない音が続くことで、実は「メモリアル」という外来語だったことが判明する。ここで2文字のリズムから3文字のリズムへ広がるダイナミズムもすごい。