それは、利用者がまだネットのことをロバ耳の井戸だと思っているからなのだろう。
だから、インターネットの意見はどぎつい。だから、インターネットでは常に誰かが争っているように見える。
我々がリアルで建前を前提に話すのは、人の本音は日常の中で受け止めるのには重すぎることに気づいているからだ。
インターネットはこのまま人々の本音をぶつけ合うツールのままでいるのだろうか?
私は、インターネットは今後リアルと分けて考えるのも馬鹿らしい位に「現実」になると思っている。
だから、そのうちインターネットでも人々は建前を前提に話すようになるだろう。
そしてそんな日が訪れたとき、在りし日の「野蛮な」ネットを思い出して懐かしがる人が現れるのだ。そして、若い人たちには眉を顰められる、そんな姿もまた見える気がするよ。