「ここでカフェろうぜ」
「安物のコーヒーしか飲んだことないから、たまにはこういう所で飲んでみよう」
「注文、どうしよう」
「『よく挽いてください』とかでいいんじゃね?」
「ステーキハウスでも『よく焼いてください』で通じたし大丈夫だろう」
「○○○○円!?」
「俺たちが飲んだことのあるコーヒーの5倍かよ」
「でも、量は同じくらい」
「ということは味などの満足感が5倍ってことか」
「じゃなきゃ、安いコーヒー5杯飲んだほうがいいもんな」
「まあ、コーヒー5杯も飲みたくはないけど」
「さて、どんな味かな」
「……うん、香りがいい」
「苦味とか、酸味もいい感じ」
「まあ……コーヒーだな」
「おい、他に感想ないのか」
「他になんと言えと?」