2016-12-12

インドアの焦燥

旅行する習慣がない

旅行する相手も居ない

 

そんな者を、旅行する人々はどう思っているのだろうか

私は、旅行者に対して羨望と焦燥感しか抱いていない

 

今年はどこいった、誰とどこいった、どの国へ行った、何のイベントに行った

そんな話を聞くたび、心は掻き乱され、呼吸は荒れ、平静なふりをして、トイレで一人落ち込んでいる

もう10年以上続いているその一連の行為にはもう慣れているが

やはり落ち込む

 

彼らが何処かへ行っている間、自分は何ができただろうか

彼らは動いて、自分は動かなかった

それだけのことが私を焦らせる

 

どのくらい落ち込むかと言えば

昼食を食べに行った店にPCと財布が入ったカバンを置き忘れたことに夕方気づいたくらいに落ち込む

カバンは無事戻ってきても、焦りと自分に対する失望は消えない

 

そのくらいに、旅行者を羨望の目で見ている

 

ただし、自分旅行すると、それはそれで落ち込む

それほど楽しくないことに

彼らほど輝いていないことに

あと、家に溜めた何かしらの作業が、一切進んでいないで月曜日を迎えることに

 

いや、流石にもう慣れた

もう慣れたと思うんだが

やはり魅力的な旅行先の写真を見ると、胸が痛くなる

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