この時代と地続きの、戦争中の日常の人を描いた映画。その日常はきちんと今も続いている。
戦争中だから起こる悲劇の多さと理不尽さは確かにあるだろう。だが理不尽さは現代だって変わらない。
突然の爆弾で亡くした悲しみと、突然の病気や交通事故で亡くした悲しみ。そこにどれほどの差があるのだろうか。
時折起こる笑える出来事と、戦争中の笑い話、そこにどれほどの差があるだのろうか。
そして、経験しないと分からない戦争中の悲しみが、この時代のものと変わりなくつらく悲しい出来事だと、この映画を見て近づくことができた気がする。
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