「老害の樹が倒れると困る」ってんで老害の樹に葉っぱをつぎ足しまくった
下の若い樹が日光当たらなくなって死んでいってるけどお構いなし
いつまで経ってもその老害の樹を切らせてくれず
若い樹はどんどん育たなくなる
老害の樹曰く「わしらの若い頃は」
若い樹の下の種は芽が出て来なくなっていることに老害の樹は気づいている
気づいているからこそ「若い樹よ、未来をつかみ取れ」と励ます(ムチを打つ)
若い樹は上から注ぐわずかばかりの光を見て未来に絶望して種を造ることをやめた
老害の樹は自分の根だけでは支えられなくなってきている
重さに耐えかねて成長を止めた若い樹や死を選んだ若い樹もチラホラ
わずかな種にも十分な栄養は行き渡らない
一方、どんどんと庭師は老害の樹に枝をつぎ足していく
そして時は経ち
森林は死に絶えていた
Permalink | 記事への反応(1) | 13:21
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自分が枯れたあと森林がどうなろうが木にとっちゃどうでもいいことだし