という問いを見かけたのでつらつら考えたん。
(とくに「ふだん本を読まない人にとって」という付帯条件アリ、でしたが)
たとえばハリウッド映画の作劇法って
割り算でキレイに数字が割り切れたときの快感を再現提示しているような気がして
つまり
誰が見ても「わかる」ような結論に落ち着く、とかそういう。
そういえばジェフリー・ディーヴァーも
ツイストはするけど割り算の余りを出さない美学みたいなの、ありません?
そういうふうに考えてくると
割り切れずに余りが出るような物語とか(去年自分で読んだ本でいうと獅子文六の「七時間半」とか)
割り算がどんどん忘れられていく物語とか(原田ひ香の「アイビー・ハウス」とか)
そういうのが
読書になじみのない層に「何これ?」と思われがちなのも
腑に落ちるような気がする。