電車で座ってたら、目の前に座ったオジさんのズボンのチャックが開いていた。
うまく伝える方法が思いつかず諦めかけてたが、運良く(?)同じ駅で降りたので、追いかけて肩を叩いて声をかけた。
焦っていたためか、うまく言葉が出ず、
「あの!股間が、あの…股間入ってました!」
と、妙に大きな声で叫ぶように言ってしまった。
オジさんの顔が、まるで漫画のようにみるみる恐怖に染まり、少し後ずさってから
「ち、違います!!」
と叫んで走っていってしまった。
その反応に驚いてから数秒して、自分がとんでもない言い間違いをしたことに気づき、血の気が失せた倒れそうになった。
親切そうなお兄さんが
と声をかけてくれたが、恥ずかしさに顔から火が出そうで
「違います!違うんです、ごめんなさい!」
と言って自分も走って逃げてきた。
途中、階段で転けた。
恥ずかしくて誰にも言えないのでここに書く。
オジさん、ごめんなさい。本当にごめんなさい。
釣りであってほしい。 本当にシャレにならん。
こうやって冤罪がでっち上げられていくのか…おそろしや。 電車移動がめったにない田舎でよかったと思う瞬間。
恐喝未遂