買い物帰り私は喫茶店に入りコーヒーを注文した
間もなくして、初老の店主がコーヒーをテーブルに置き無言でカウンターの奥へ戻っていく
私はコーヒーをすすりながら、喫茶店に置いてあった古い単行本コミックを読む
ゆっくりとした時間が流れ、気がつくと1時間が過ぎていた
私はお金を払い喫茶店を出た
雨が降っていて傘を持っていなかった私は雨の中を濡れながら帰宅する
家に着くとずぶ濡れの衣服を脱ぎ捨て熱いシャワーを浴びる
湯上がりに、また熱いコーヒーを飲む
さっきの喫茶店のコーヒーとは違うが、インスタントコーヒーもなかなか美味しい
そうやって私の一人暮らしの時間は今日も何事もなく過ぎていく
私の人生はこれからもずっと一人なんだろう
こんな風に何もないまま歳を取りやがて死んでいくんだろう
翌日の支度をして私は部屋の電気を消しベットに潜り込んだ
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