うそじゃないよ
キミの欲望の対象さ
気づいているよ
おしっこ行きたいって言ったぼくを見て
舌なめずりしたことも
ぼくの薄い髪の毛を
気づいているよ
嘘つかなくていいよ
僕のよだれはハチミツ
僕の皮脂はバター
僕の脇汗はソルティライチ
舐めていいんだよ
いっぱい舐めて僕をべたべたにして
海の中で
人は自分のちっぽけさを感じるように
僕はキミに溺れたいんだ
そして
いつの間にか
キミと僕の境目がわからなくなってね
そんなのどうでも良くなって
気持ちよくなって
べちょべちょ
みちゃみちゃ
ねっとり
絡み合う
キミは僕
僕はキミ
一つになっちゃった
心の裏側に入り込んで
一番柔らかいところを撫で合おう
ぞくぞくっ
ぞくぞくってするね
気持ちよくて泣きそうな気分になっちゃう
我慢できないよ
終わりたくないよ
もっとキミと一緒にいたいよ
でもね
気づいちゃうんだ
キミも僕
僕もキミ
もとから一緒だね
さあ
早く履歴書を書こう