2013-10-08

自社の休憩室からの視界を遮るようにして、病院が立つらしい。

この風景を見られるのも、あと少しかと思うと少し心が痛む。

三時過ぎ、傾いた太陽東京湾がさんざめく煌きを返して、

それを囲むようにビルが立ち並んでいる。

暖かいような、温いような日差しに頭が落ちかければ、

ちょうどいい具合に通るモノレールが変化を与えてくれた。

でも、この風景も後少しなんだ。

変わらないまま、留め置くことはどんなことだって出来やしない。

私がこの窓際でゆっくりしていられるのと、この景色が変わるのと

どっちが早いか、分かりゃしない。

変わることに戸惑いを覚えること、素直に笑えないこと、

そんな姿勢ばかりいつまでも変えられなくて、

変えるものを選べないことに、悲しくなった。

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