デッサンをするときに技術と心の2つ必要だ。
前者は知識であり、我々に平等に与えられる。
知識とは明暗や遠近法といっただれにでも等しく理解できるものだ。
仮に知識のみで描けば、我々は写真のように緻密な絵を描くことができるはずだ。
後者は描き手の価値観に基づき、我々に平等には与えられない。
「描き手の価値観に基づく」とは言語で共有しうる価値観のことではない。
言葉にならないものに対する、潜在的な思い入れのことである。
それは我々の過去の経験によって形成される。
私はこの両者のバランスが重要だと考える。
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