そうだ思い出した。
俺、一回死んでるんだった。
というと語弊があるけど、
もういっそ死にたいと思って、12階屋上に上がってを見つめた22歳の春
でも踏みとどまった。
なぜかは覚えていない。
ただ怖かっただけかもしれない。
でも、親を不幸にはできないし、友人もいた。だから踏みとどまれた。
あの時に、本当は死んでたはず。
でも、今生きているのは自分じゃなくて、親がちゃんと育ててくれて、友達がいたから。
それを裏切れなかった。
だから、今行きているのはコレまで関わった人のお陰。
一回死んだ、自分を守る必要はない。
死んでるんだから、失敗しようが関係ない。
死んだ人間のためじゃなく、他の人のためになるように生きようと。
ダメなところはダメなままだが、これから直せばいいと考えれるようになった。
すでにボーナスステージなんだし、チャンスがあるだけ儲けもの。
いつ死んでもいいと思いながら、嫁さんを守るためには死ねない。