2011-03-14

http://anond.hatelabo.jp/20110314222602

テレビレベルで言えば「メルトダウン」という言葉が誤解を生む要因になってる気がした

「炉心が溶融すればメルトダウン」と言うのは決して間違っていないし、燃料溶解が起きた以上、それを指してメルトダウンというのも嘘じゃ無い。

ただし「メルトダウン」には主に「炉心が溶融した結果、圧力容器や格納容器が壊れての全面的な放射線漏れ」という現象を指して使われてきた経緯もある。

今回の事故は「広い意味でのメルトダウン」には該当するんだけど「狭い意味での(よく使われる意味での)メルトダウン」の心配は無い。この2つのメルトダウン」は被害レベルで言えば天地の差があるのに、区別せずに使われているのが誤解を生んでいそう。

今回(狭い意味での)「メルトダウン」が無い事は震災直後に制御棒が降りて臨界反応が止まった時点で確定してる。そして、この時点で、半径15kmの外(風下は別として)では気にしなくていいし、半径15km以内についても「半永久的な被害」は気にしなくていい、ということが決まってしまっている。後は放射性物質漏れレベルをどの程度で済ませられるか、という「程度」の問題なんだけど、その辺の前段の説明無しに経過を逐次追ってる発表・報道から分かりにくくなってる気がする。

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