2009.10.14 Web posted at: 21:21 JST Updated - CNN
ネットにも階級格差が存在? 年収とSNSが関係と 米調査
(CNN) 年収によって、インターネットのソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)の選び方が変わってくる傾向があるとの調査結果を、米調査会社ニールセンが発表した。富裕層が多いのが「フェイスブック」や「LinkedIn(リンクトイン)」で、「マイスペース」では低所得者の割合が大きくなっていたという。
ニールセンは利用者の多いSNS「マイスペース」と「フェイスブック」、「LinkedIn」、さらにひと言ブログサービス「Twitter」で、利用者の性別や年代、年収を調べた。
その結果、年収10万ドル以上の利用者はLinkedInでは約38%に達しているが、フェイスブックでは約23%、マイスペースでは約16%と、大きな違いがあった。
また、年収7万5000ドル以上の層を比較すると、LinkedInが58%と過半数を超え、Twitterが43%、フェイスブックが42%だったが、マイスペースでは32%にとどまった。
しかし、年収5万ドル未満のユーザー割合を見ると、マイスペースが37%と最も多く、フェイスブックとTwitterで28%、LinkedInでは17%となっていた。
この傾向は、2006年に10代若者のSNS利用状況について調べた、民族誌学者も指摘。高校生はほとんど全員がマイスペースを利用するが、卒業に伴いフェイスブックに切り替えると分析している。
http://www.cnn.co.jp/business/CNN200910140018.html