職人「ちくしょうめ!いつまで経っても子宝に恵まれねえってもんよ!」
女房「本当だねえ」
団子屋「おいおい八兵衛さん!千代さん!なんでも箱根にゃあ夫婦で泊まると子宝に恵まれる宿ってのがあるみたいでさあ!」
職人「たく!わざわざ来たってのに随分とおんぼろなところじゃあねえか!」
女将「ようこそおいでくださいました」
職人「おう!なんでもこかぁ子宝に恵まれるって噂じゃあねえか!」
職人「とりあえず長旅で疲れたからよ!風呂にでも浸かりてえな!」
職人「お?女湯?男湯?」
女将「はいそうです。当宿では男と女で湯船を分けてあるのでございます。」
女房「あらどうも…(良い男♡)」
三助「お名前は?」
三助「……」
女房「あ♡三助さん!そこは♡」
三助「…お千代さん!」
女房「三助さん♡あ♡」
ビュっ!!
職人「ふ〜ガキもいない静かな風呂で湯船酒たぁ!最高ってもんでい!」
赤ん坊「おぎゃー!おぎゃー!」
職人「おう!元気がいいねえ!それに俺に似て随分と良い男じゃあねえか!」
職人「それもこれもあの宿のおかげでい!」
御後がよろしいようで