2023-06-14

漫画ブルーピリオド

相変わらず何らかの人間の悪意(もしかしたら運命残酷)に対する解像度が高い、最近の展開。

どうも、主人公の八虎は、画業を仕事に選ばないのではないか、という予感がしてくる。

彼が芸大受験期に武器としていた頭の良さ、戦略性は入学後に発揮されなくなり、周りの人間の状況に振り回される。物語として見ると、こういう人間関係の中で何かに気付き、学び、未来を選ぶという展開が予期されるけど、まだその片鱗がない。

一方で主人公以外の登場人物に絵を描いて生きていく必然性が高いキャラクターが何人かいる。絵を描く事が人生の目的だったり、使命だったりする人たち。それを前にして、それを超える客観性戦略性を発揮するのか、それとも自分なりの必然性を導き出すのか。

おそらく第三の道が示されるんだろう。

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