記者「中止と失敗という問題についてもう一度確認したいです。ちょっともやもやするものですから。意図的なものじゃなくて止まっちゃたよということは、一般に言う失敗じゃないかと思うのですが、どうですか?」
岡田氏「こういった事象が時々ロケットにはあるのですが、その時に自分たちは失敗と言ったことがありませんので」
記者「みなさんの中では失敗と捉えてないけれども、失敗と呼ばれてしまうことも感受せざるを得ないという状況ではないですか。どうですか?」
あばれる君「私はそうは思いません!」
岡田氏「どのような解釈をされるのかは、受け止められ方はもちろんあると思いますので、そうではないですとは言い難いんですけれども、ロケットというものは基本安全に止まる状態でいつも設計しているので、その設計の範囲の中で止まっている、つまり意図しないというのはそういう設計の範囲を超えて、そうじゃない状態になることは大変なことになると思いますが、ある種想定している中の話なので、そこに照らし合わせますと失敗とは言い難いと思います」
記者「確認ですが、つまりシステムで対応できる範囲の異常だったけれども、考えていなかった異常が起きて打ち上げが止まった。こういうことですね」
岡田氏「ある種の異常を検知したら止まるようなシステムの中で、安全、健全に止まっているのが今の状況です」
記者「わかりました、それは一般に失敗といいます。ありがとうございます」