2016-01-31

マイナンバーがリークして一番困るのは税務署

マイナンバー個人情報だとして、漏洩に神経をとがらせる様は、もう異常だ。

 

マイナンバーがリークしたとして、一番困るのは誰なんだろう、と考えるに、実は税務署なんじゃなかろうか。

 

例えば、誰かの隠し資産らしき怪しい銀行口座が有ったとする。

それに関して、かなりそれらしい情報を掴んだとしても、今までは、当人が知らぬ存ぜぬを通せば、それを立証するのは非常に手間のかかる話だった。

その手間をかけるに値する大口脱税しか調査対象に出来なかった。

 

しかし、これから、それらの銀行口座が全部マイナンバーで紐づけされるようになれば、税務署のそんな無駄な手間は一切不要になるわけだ。

 

ところが、マイナンバーがそこらじゅうにリークしまくっている状況になってしまうと、

そのマイナンバーで紐づけされた妙な銀行口座があったとしても、

「その銀行口座マイナンバーは、だれかがなりすまし勝手に作ったものです。私は知りません」

という言い訳が成立しうることになってしまう。税務署にとっては、元のもくあみになってしまうのだ。

 

マイナンバーがそこらじゅうで使われれば使われるほど、マイナンバー不正使用の可能性を否定する事が困難になり、マイナンバー存在意義自体が問われることになる訳だな。

なんて筋の悪い技術だ。

 

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