2014-07-04

女子高生を握った思い出

日曜日築地に寄ってみたら、普段は閉まっているはずのお店がオープンしていてびっくりした。

普段みたことのない1軒のお店に、すごい行列が出来ていたので僕も並んだ。

時間ほど待ってお店の中に入ると、そこは「にぎり寿司の体験コーナー」というのをやっていた。

見ると、ちょうど良いサイズになったいろいろなネタが並んでおり、自分シャリの上にそれを載せて、握って食べるというイベントだった。

ネタは色々ならんでおり、中トロ、大トロサーモン、イカ、エビコロッケスパムマンゴー、そして女子高生もあった。

女子高生身長センチほどで、にぎり寿司にぴったりの大きさの、セーラー服を着た色白でショートボブのかわいい女の子だ。

僕は迷うことな女子高生を選んだ。

手のひらより小さい女子高生を見るのは生まれて初めてだったが、悪くない。

僕は女子高生を手に取り、シャリの上に乗せようとした。

「くぉらっ、おきゃくさん!」

すると大将に怒鳴られてしまった。

セーラー服を着せたままシャリの上に乗せる馬鹿がいますかい!」

と言われ、なるほど確かにそうだ、と僕は思い、とてもちっちゃなセーラー服を丁寧にはがしていった。

そしてその小さい女子高生を手に取り、シャリの上に乗せた。

「いやん」

とその子は言い、両手で胸を隠した。僕はお構いなしにその子の手を開かせ、シャリに覆いかぶさるように乗せた。

「お客さん、なかなか粋だねえ!それは逆手返しだねぇ!」と大将は言い、僕を褒めてくれた。

はじめて女子高生を握ったのだが、食べていいのか非常に迷った。にぎりの女子高生はその体勢のまま動かない。

呼吸はふつうにしているようなので、全然生きている。

「粋のいいうちに食べちゃいなよ、お客さんッ!」と大将が勧める。

僕は迷った挙句、食べないことにした。

「持って帰っていいですか? 家、すぐそこなんで」

そう言い、僕は初めて握った女子高生を家に持ち帰ることにした。

それが、今の妻なのである

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