別れたのは、彼女が他の人を見てたから

2012-08-27

ありきたりだけど、いまさらになって整理ができてきた気がするので書く

といっても、タイトル以上のことは書けないのだけど

そう、当時付き合っていた彼女と別れた理由だ

彼女が、自分以外の人を見ていたから、それに耐えられなかったから別れを持ちだした

別に、振り向いて欲しいから別れを持ちだしたんじゃない

そこで初めてそういう彼女の性格を知ったからでもない

自分が辛いから、見ていたくないから逃げた

彼女は別れ際に｢私から別れを切り出したかったのに｣と言った

それが本当の事なのか、それともこちらを気遣って言ってくれたことなのかは解らないが、どうでも良い

どちらにせよ、彼女を恨むことなど出来なかったからだ

依存するほどに、好きだったからかもしれない

彼女が本当に他の人を見ていたかとかは、解らない

ただ、もうすこし向きあってから別れれば良かったのだと後悔している

逃げるのだとしても、いつか思い返した時に腑に落ちない逃げ方などするべきではなかった

それ以来、恋人を作ろうとする度にその事を思い出すようになった

自分はまた、そういう自分勝手な理由で関係を終わらせてしまうのかも知れないと思うと

怖くなってしまう

友人に対する接し方も、大分変わってしまったように思う

人や自分の言動や行動に意識を向けてばかりになった

どうやって人前で笑っていたか、分からなくなった

この頃、ボーっとすることが多くなった

ふとした瞬間に考えと動きが止まり、自分の打つキーボードと指を眺めて数分硬直するようになった

そして、その時には必ず別れた時の風景が浮かぶ

夜の街灯、道路、信号の色、電車の到着と発車

電話のコール音、聞き慣れた声、電話向こうの人の声

いつになったら思い出したいと、戻りたいと思わなくなるのだろうか