2012-05-15

http://anond.hatelabo.jp/20120515000349

ご存じとは思いますが、多くの論文誌等では原則、著作権をその雑誌出版社譲渡した上での出版になります

そのため、たとえ筆者本人といえど、原則としては勝手コピーを配布したり、ネットにアップしたりはできません。(もちろん、例外もあります)

その著作権譲渡を行っている結果、良くも悪くも、その出版社しかコピーできない→独占的に商売ができる→独占的に収入を得ることができる→論文雑誌の安定的な管理ができる(独占的な商売ができる)、という循環になっています。また、(厳密な著作権管理意味では、)全文複写をする度に論文筆者全員に確認をとることなく、出版社に問い合わせればよいという点もあります

最近出版社への著作権譲渡が良い方向に作用しているなとも思うのは、一部の学術誌・学術団体が、相当古い記事・論文フリーweb公開するケースが出ていることです。もし仮に、著作権が筆者に残ったままだとすれば(死後ウン十年規定があるとはいえ)、論文掲載誌といえど、勝手に再配布できません。それを、論文掲載誌が著作権を保持していたことで、その掲載誌の判断でフリーweb公開につなげることができています

で、それって具体的にはJSTのJournal@rchiveなんですが、J-STAGE統合されてたんですね。知らんかった…。

移転したなら移転したで、旧サイトアドレスから飛べるようにしておいていただけると、すごく助かるのに。もったいない

http://www.jst.go.jp/pr/info/info271/index.html

http://ja.wikipedia.org/wiki/Journal@rchive

https://www.jstage.jst.go.jp/browse/-char/ja

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