2011-03-09

http://anond.hatelabo.jp/20110308212302

「深読み思考」と「極度の反省思考」は認知行動療法に通じるものがある。認知行動療法をいい加減に紹介しよう。適当な説明なのでちゃんとした理解はちゃんとしたところでよろしく。

認知行動療法は「認知のゆがみ」を矯正するもの。

認知のゆがみとは、ささいな失敗で「自分はもう終わりだ」と思ってしまうようなのを直す。

よく考えれば、そんなに悲観することはないんだけど、思考がそこまで進まない、もしくはとても時間がかかる。

その「よく考えれば」のところまで、なるべく早く行き着くようにしようというのが認知行動療法

なにかのできごとに接したとき、頭の中に浮かぶ考えをなるべく正確にとらえる。「自動思考をとらえる」という。

元記事の「いつもは言葉をかけてくれるのに今日は頷くだけであった」→「もしかしたら嫌われたのかも……」は認知のゆがみの典型例だ。

嫌われたのかもしれないと思って気分が落ち込んでしまうと、ますますマイナス思考へ陥ってしまう。

ふり返ってよく考えれば、そんなことはないと思えるだろう。そのことに気づく訓練をする。

「もしかしたら嫌われたのかも……」→「たまたま声を出しづらい状況だったのだろう」「集中していることがあって、人と話したくなかったのかもしれない」など。

そういう結論にたどりつくようにする。

しばらく続けていれば、「いつもは言葉をかけてくれるのに今日は頷くだけであった。」→「もしかしたら嫌われたのかも……」→「いやいやそんなことはないだろう」の流れがすぐに出てくるようになるだろう。

認知行動療法ってそんな感じです

本もいろいろ出ているので、興味のある方はぜひ。

http://www.wikihouse.com/cognitive/index.php?%BB%B2%B9%CD%BF%DE%BD%F1

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