2010-06-05

人間至上主義からの転換-バーチャルアイドル

人間って生き物は色々と面倒だ。

病気にはなる、情緒不安定だと仕事に支障が生じる、他人を妬む・・

色々と面倒なことが多い。

普通に暮らしてる人間は、まぁそれでもいいだろう。徐々にテクノロジーの発達が進めば、そういった不完全で面倒な部分を支えてくれる機械が当たり前になる。今はもうなりつつある。

でも、それが許されない、つまり不完全だと困る職業がある。それがアイドル

アイドルといっても、別に某香水のような歌って踊って、という典型的アイドルだけを示すわけじゃない。

たとえばアナウンサー、彼らもアイドルだ。ここで言うアイドルとは、テレビ向きの人間というべきか。

彼らを全てバーチャルアイドルに変えてしまってはどうだろう。

個性をつけるのは確かに難しいが、実在の人間を元にすれば結構簡単に出来るかもしれない。

たとえば初音ミクは実在する声優の声とイラストレーターが描いたイラストを合成して作られたアイドルの一人だ。

ここでバーチャルアイドルを提案する理由はたくさんある。そのほとんどが人間の不完全さをもたない、ある意味では完璧存在であることに起因するものだ。

1、生活費が必要ない&出演料が安い

アイドルを開発した会社芸能事務所のかわりとなれば、メディアに出演するたびに出演料を払わなければならなくなるだろうが、アイドル自身に生活費は必要ないため、めちゃくちゃ安くなるだろう。

2、不倫しない、枕営業しない

アイドルを神聖な存在としてみる人間は多いが、バーチャルアイドルはその意味で完全に神聖な存在だ。当然、現実アイドルと違って誰かと不倫してスキャンダルになったりすることはない。

3、排泄しない、汚い言葉を使わない

アイドルを神聖な存在として(ry

4、疲れない、物理的制約がない

バーチャル世界に生きているので、当然疲れない。ただし、疲れたような表現はする。さらに、物理法則に縛られないのでどんなことにも挑戦できる。当然、番組中に衣装を一瞬のうちに変えるのもラクラク。

5、歳をとらない

アイドル永遠にアイドルである。何年後も何十年後も、オプションで大人びた姿になることは出来るが、基本的にはその姿を永遠に保つことが出来る

ざっと挙げただけでもこんなに利点がある。必要なのは人間達が彼らを受け入れる土壌だけだ。

結局人間というのはどんなに頑張っても不完全な存在となってしまう。気分が悪ければ笑顔もぎこちなくなるし、体調が悪いのに無理に出演して後で入院なんてことになったりするかもしれない。

芸能界はそういう厳しい部分を「伝統」とすることで独特な世界を築いたが、人間は誰しも厳しい生活を望んでなどいない。それを望むのは調教された奴隷だけなのだ。

さらに、最近ハイビジョン地デジなどで目に見えて画質がアップすると、誰かの皮膚のしみや肌の汚さがはっきりと映ってしまう。これも不完全さの一つだ。

こういう人間であればどうしようもない部分を、バーチャルアイドルはいとも簡単に克服出来る。

未来においては、テレビに映るのはバーチャルアイドルオンリーということになるかもしれない。

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