はてなキーワード: ヴィレヴァンとは
いつも通り今年にも年末がやってきた。毎年、12月はその1年間の回顧に当てられる。
だから、本当は1年は11ヶ月だと言ってもいい。残りの1ヶ月は11ヶ月を振り返ってるだけなんだから。
この小説がよかった、この事件がすごかった、こんなことが起きた……etc。
そして、その年のランキングが作られるのが常である。2009年映画ベスト10とか。
今年は2000年代締めくくりの年でもあるので、2000年代ベスト10が作られたりもしている。
ランキングは議論を活発にしてくれる。オレはこれだ、こんなののどこがいいんだ、いやいやあれだこれだ……。
そんなランキングの中でとりわけ醜いものといったら皆さんもご承知のとおり! 『このマンガがすごい』ですよね!
去年、一昨年とともに文化系センス難民を動員し、見事「これを抑えとけば通気取り」なラインナップでトップを埋め尽くしていました。
物の善し悪しをヴィレヴァンに下駄はかせてもらえなければ満足にマンガも読めない投票者たちの惨状にあちこちから苦言が呈されました。
そして、今年からはこの「脳が溶けるヴィレヴァン病」患者たちへの対策として、読者投票システムが導入されたのです!
その結果、見てください。1位『バクマン』! 2位『ワンピース』!! 去年と比べていかにこの二つが妥当か。
この二つはまさしく老若男女だれが読んでも面白く、どんな人間にでも薦められるものであり、
何より素晴らしいのはこの二つの読者は「通気取りできる漫画」という視点でマンガを消費していないのです。
純粋な漫画読者なのであり、この二つは至高の純粋エンターテイメントで、センス競争に囚われたクズたちのオナニー道具じゃない。
しかし、まだまだ問題の根は深いですね。え? 五位が『モテキ』で六位が『ザワさん』? ……はぁ(ため息)。
さらには上のようなモテキやザワさんに投票しちゃうような悲しいオナニー中毒たちがネットで怪気炎を上げています。
「このランキングはおかしい!」「このラインナップじゃ通が気取れないじゃないか!!」
あ~、醜い!! なんて醜いんだ!! さっさと目を覚ますんだ!
漫画を、芸術を自らのセンスに下駄をはかすための道具として利用しないでくださ~い!!!!
極めつけは偶然見つけたこのつぶやき。
『あまり広く漫画を読んでないやつに投票させるからこうなるみたい』
おいおいおいおいおいおいおいおいおい! それ本気で言ってる?
広く漫画を読んでいないのはどっちだ! 純粋は気持ちで漫画を読んでいるのはどっちだ?
あんたらは他人の敷いた「この作品を消費したらセンスがいい」というレールに乗っかってるだけじゃないか。
自分で物を見、良し悪しを判断し、愛することができない哀れな小鹿たちじゃないか。
もう本当にやめていただきたい。こんなセンスいいと見られたいがためだけに作品を消費するような、
脳みそが空っぽのかっこつけ文化難民を治療してやることが、2010年代の課題である。
キミたちはミーハーなんだよ? わかる??? 対象がJ-POPじゃなくてサブカルなだけ。
そして、本当はミーハーな自分を、ヴィレヴァン的サブカル商品で身を固めなきゃ肯定できないような体質が、
この問題の本質なんだ。ねぇ、苦しくない? 凡庸なあなたを直視し、認めようよ。
苦しみながら自分を肯定するためだけにモテキを読んでいるキミと、
ただワンピースを楽しんでいるジャンプ読者。どっちがただしい漫画読みだろう?
最後にキミたちがこれから弄び始める作品を予言して終わる。
「聖☆おにいさん」が、なんかヴィレッジヴァンガードっぽい、サブカルオサレ漫画っぽい雰囲気(あるいはそういう人が読んでそうな雰囲気)を出してて、読むの嫌だ的意見をここ一週間で3つほど見た気がすんだけど、そもそも聖おにいさんって漫画にそんな雰囲気あったっけ?てのは、別に「ないだろ」と批判する意味じゃなくて、単純に「そう思う人もいんのか」と驚いたっつー意味で。まあヴィレヴァン自体最近あんまり行ったことないから、どういう漫画を今取り上げてるかが分からないってのもあるんだが……
「なんかヴィレッジヴァンガードっぽい」っていうけど、あの店なんだかんだで色んな漫画取り上げてるし、そもそも店舗によって微妙にカラーが違うから、「ヴィレッジヴァンガードっぽい」てのって、共通概念でありそうで実はそうでもないと思うんだよな。
たとえば、俺は「聖☆おにいさん」はヴィレヴァンぽいとは思わなかったけど、「少女ファイト」はもう本の隙間からあのヴィレヴァン特有の変な香料のにおいが飛び出てくるほどヴィレヴァンのイメージがある。あと「G戦場ヘヴンズドア」とか「海獣の子供」とか「うちの妻ってどうでしょう?」とか「それでも町は廻っている」とか。でもこれらをヴィレヴァンぽいと言った人ってあんまみたことなから不思議に思ってたんだよ。そこへ聖おにいさんだろ。聖おにいさんっつーと普通の本屋でどーんと表紙上にして並べてある、っつーイメージだったからビビった。「サブカルぽい」って概念は思った以上に曖昧なのかなと思った。そんだけ。
http://anond.hatelabo.jp/20070208034020
自分は本読みでヴィレヴァン好きだけど、本を探しにヴィレヴァンへ行くことはない。すごく探しにくいから。
あれは、各店の店長や店員が「自分はこういうの面白いと思うよ」というサジェスチョンをするところだと思う。洋服屋でいえば、量販店じゃなくて、店員が自分の好みの服だけを並べて置くような店。趣味が合う人や、何を読んでいいかわかんないけどとりあえずとんがってそうな本を紹介してほしい、という人にとっては、宝の山だ。
普段本を読んでる人間は、自分も読んだ本が並んでいれば「ああ、同好の士がいるな」と、そう思うだけの場所。
そんな自分がなんでヴィレヴァンが好きかというと、妙な雰囲気だなあ。行くけど買い物はあまりしない。まあ、ヴィレヴァンの大元の店2つのうち1つの比較的近くに住んでて(つまり田舎だ)、行くとしたらそこだから、ショッピングセンターに入ってるヴィレヴァンには見向きもしないがな。あれじゃ物足りない。
俺もヴィレッジヴァンガードが増えてきてるのでちょっと考えていたんだけど、
本だけじゃ経常利益率悪すぎてやってけないというのもある。
書店業界で10%超えてるのってヴィレッジだけみたい。↓ソースね。
http://www.1book.co.jp/000622.html
いまさらって本もあるかもしれないけどあの浅く広い本の選択の仕方は
なかなかできるもんじゃないよ。
そういう点で本とか読まない人にとっては魅力的なんじゃない。
ヴィレッジに置いてある本を全部読んだって訳でもないでしょ。
ちょっと否定的すぎじゃないかしら。
魅力感じないなら無理して行かなければいいわけだしね。
雑貨に関してはトップダウンの仕入れだけじゃなく店長が独断で決められるみたいだし。
シンパシーが合うかどうかでしょ。