はてなキーワード: 高田保馬とは
同感ですが
もと社会学徒としていちおう擁護しておくと、昔の日本の社会学(1970年代くらいまで)はそこまで無内容
ではなかった、と、元増田が批判の念頭に置かれているであろう宮台氏自身がどこかで言ってました。
まあ、エンゲルス、ウェーバー、デュルケーム、パレート、高田保馬、ブルデュー、ミルズ、あたりを読んで
おけばそれ以上フォローする必要もない、底の浅い学問だとは思っています。
そもそも社会学というのは(コントとか)理系のオチこぼれが「おれたちは理想社会を設計するぞ」と間違った
自信のもとにはじめた学問なので、しったかぶり病にかかっているのがデフォルトだし、学者の世界というのは
「やる意味ねー」と思っても「先人とは違うこと」をしないと生きていけないので、結果的にどうでもいいことを
貧者必勝、という言葉があって、これは戦前の社会学者の高田保馬が言ったんだけど、
彼の「小さきは小さきままに花咲きぬ野辺の小草の安けさを見よ」という和歌もあって
要するに DQN はびこり裕福な家は先細り、という現象が社会変動の原動力だと主張してた。
同時期のイタリアのパレートという人の学説を器用に取り込んで一般化しただけだという
見方もできるけど。
そこから先ですか? 決まってるじゃん、現実に触れ、考える機会に恵まれた人間から賢く
なるんですよ。まあ、教育がよければ「つまらない現実」も「学ぶべき現実」になると
いう面はあるけど(あと他人の知恵を借りてこれる)。