前方の戸建ての玄関口あたりから箒を使う音がしたので何気なく道端をすれ違いざまに目を横に向けたら、古い民家が取り壊され新築になってバリアフリーの造りになり完成間際に住人らしき車椅子のひとが不動産セールス?といっしょになって内覧してた家で、隣の立派な桜餅を連想させる桃色の八重咲きの葉桜を毎年つけるサクラからふり撒かれた花弁を片付けておられたところで、開け放った玄関ドアの中にもいま外で乗って掃き掃除をしてらっしゃるのとは別の車椅子があるのが見えてしまった
…なるほどそりゃそうだよな、と納得してまたひとつ思い及ばなかったことを知った
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