とある繁華街
雨の中、立ち飲み屋に向かう20歳くらいの男
次の雨の日に最後の晩餐をすると予告していた老紳士に会うため
「最後」がこの世の最後、ではないかと不安を募らせる
2度ほど小雨の日に立ち飲み屋に寄ったが会えなかった
この日は朝から本格的な雨が降っていた
店に入ると老紳士は美しい佇まいでビールを飲んでいた
偶然を装い隣に立ちメニューを手に取る
老紳士はこちらを向き「どうも」と一言
笑顔にならない笑顔で返事をする
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