2023-08-15

髪に強い執着がある

髪への執着といっても、髪型だとかハゲが嫌という意味ではない。

幼い頃は親の髪を触りながら、親指を加えないと眠れず、親が一緒 に寝てくれない時には従姉妹の長い髪を触っていた。安心するからというだけではない気がする。

幼稚園くらいのとき母親が長い髪をバッサリ切ったとき、 私は酷く辛くなって泣いた。母はそのときのことを「誰か分からなくて泣いたよね」と語るときがあるがそうではない。

中学生ときは兄が髪を坊主にすると聞いて、人知れず泣いた。

髪を切るという行為がすごく悲しい。

なんといっていいかからないが、その人がその人じゃなくなるような、自分を遠ざけられるような突き離されているような感覚がする。

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