死に際に脳裏に浮かぶ情景のことを「走馬灯」と呼んでいる例を目にすることが増えた。
本来は、死に際にこれまでの人生の様々な場面が浮かんでは消える様を走馬灯に例えて表現したもので、「これまでの人生が走馬灯のように脳裏を去来した」のように言っていたものだ。
そこで見える情景は、子供の頃のことかもしれないし、大人になってからのことかもしれないし、自分の大切な人を見るかもしれないし、いやなやつを思い出すかもしれない。
そういったものが次から次へと頭の中を駆け巡る様を、走馬灯が映し出す影絵がくるくると動き回る様子に例えたわけだ。
「死に際に走馬灯が見えた」というやつには「お前は本当に走馬灯を見たのか、見えたのか、そもそも走馬灯の現物を見たことあるのか」と問い詰めたい。
お盆に飾るのってザ田舎なうちだけかな