2022-08-07

位相数学での「コンパクト」の定義が大好き

位相数学における「コンパクト」な集合とは、その部分集合の開被覆任意に選んだとき、それに対して有限部分被覆が必ず存在することを指す!

コンパクト」という言葉から感じるイメージと全く結びつかない定義文の意味不明さがとてもとても良い。

ちなみに、この定義意味合いだけど、例えば、球体だとかのあるサイズに収まるような物体を思い浮かべてほしい。

それをたくさん(無限個)の布の端切れで覆った場合に、そのうちの何個(有限個)かだけをうまく抽出すれば、

それらだけで元の物体を全部覆える場合に「コンパクト」と呼ぶということです。

まあ、無限に大きければそんなことできないので、「コンパクト」かどうかの識別に被覆を使うのは合理的だなと思う一方、

そんな被覆だとか大掛かりな仕掛けなく定義できないもんなのかな、と数学科の1,2年生は大抵そう思うわけです。

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