2022-04-16

喫茶店で偶然知り合いに会った。

向こうから声をかけられ、相席となった。

彼がこのお店ではココアお勧めだというのでそれにすることにした。

店員さんが来てココアを注文すると年配の彼もココアをもう一杯注文した。

このお店はココアが実に美味でねと年配で二月ぶりに会う彼が言い、僕はココアを飲むのは久しぶりだなと運ばれてくるココアを見まがら思った。

ココアは店によって味が大きく違う。二ヶ月ぶりにあった帽子かぶる年配の彼は感慨深そうに言い、そうなのかと僕は目の前に置かれたココアに手を伸ばして実際にココアを味わってみるとここのココアは確かに味が違った。

このココアはほかのココアよりよっぽどおいしいですねと僕が言うと眼鏡をかけた帽子かぶる年配の彼は二ヶ月ぶりで、そうだろうと満足そうにうなづきながら自分ココアを口に含み喉に流すと一杯目のココアとも味が違って二杯目のココアのほうが味わい深いのだという。

ももう一杯ココアを飲み二杯目のココアは実際一杯目のココアよりもおいしく感じられた。僕にはココアを二杯以上飲んだ満足感がありココアとは不思議ものですねといえばココアはそういうものからと年配の彼は眼鏡をかけて帽子かぶったまま目元に小さな皺を作り二ヶ月ぶりに笑った。

二杯分のココアはおごってもらった。学生割があるからね、と彼は真新しい学生証を見せながら僕に言うのだった。

  • 叙述トリックでもなんでもなく、「年配」という言葉の使い方が間違っているだけの駄文。 しかもくどい。 「年上の」という言葉をたった一度入れるだけで、十分やりたいことはできた...

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