■親からの贈り物で死のうかなと思った
私は保育園の頃、周囲から大変褒めちぎられた飾り物を作ったことがある。
きのう親から届いた荷物の中に、明らかにそれを想起させる/それに似た飾り物が入っていた。
私は現在、いい年してロクデナシの手遅れのクズで、その自覚が大いにある。
あの頃の無垢でピカピカな私はもうどこにもいない。
先程これをどういうつもりで贈ったのか、
これがいかに私を傷つけるモノかを顔真っ赤で問い詰めながら、
そこにあった陶器の灰皿を高齢の親の足元に投げてしまった。
背を丸めて泣きながら片付けている親の姿を見て、自室に逃げ戻ってきた。
というのはもちろん嘘。
互いの体調を案ずる電話の中で二、三「アリガトウネ」と早口で伝えた。
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