あのな。
人間関係を円滑にしたければ「嫌いです」と「苦手です」は使い分けなきゃいけないよ。
同じように見えて、相手が受け取るニュアンスはいささか異なる。
「私は動物が嫌いです」と人に言った場合、そこには「あなたが動物が好きな気持ちも理解できないし動物を好むのは間違いだと考えている」というニュアンスがどうしても伝わってしまう。つまり相手の否定を含む。そう考えていなくてもだ。
それに対して、「私は動物が苦手です」と人に言えば、「でも私以外の人が動物を好きなのは理解できる。人は動物を好んでもかまわない」というニュアンスを含めることができる。
逆を考えてみればわかるだろう。