2021-03-31

朝井リョウの「何者」読んでから、その本のレビューを見たけど

やはり拓人のようになりたくない、拓人みたいにならないように反省しよう、という感想が多かった。

でも私はそれらの感想共感できなかった。なぜなら拓人反省した上で、ああなっているからだ。少なくとも言葉の上で反省していた。

もちろん私は拓人は理香に責められるまでは「反省した振り」をしているにすぎないと思う。ただ、真の反省とやらにたどり着く道は遠いし、そこまでにたくさんの過ちを犯すものだ。その前の段階はみんな拓人みたいな人間なのだ。理香に拓人が責められるシーンも格好悪いがそれも真の反省に向けての一段階なのではと思う。

から「そうならないように」反省しようというのは筋違いだし、そう思ううちは真の反省は出来ないし、いずれは拓人のようになると思った。したがって拓人のようにならないためいや拓人をやめるには、自分拓人であることを自覚拓人であることを隠さないことが大切だと思った。

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