刀は足軽でも装備しているのが普通。というか刀はおびただしいほど出回っていてすべての男が装備しているのが普通だった。
槍は「長さをそろえる必要があったので」支給される場合が多いが、使える場面がむしろ局所的(戦の序盤か早期に決着がつくときには集団が密集しているので強いが、だんだん長引いて来ると雑兵は士気が衰え撤退も増えるので槍の特性があまり生かされなくなってくる)。
また足軽はそもそも槍で人を倒すのではなく槍衾で敵の動きを制御して誘導する役割だった。足軽は大した戦闘訓練も受けていない場合が多いからもっぱら補給と戦闘補助。
実質的戦闘員は場面によって槍も日本刀も使う。だが槍はかなり重いので早期に決着がつかない場合はとてもじゃないがいつまでも使えるものではない。そういう実践的な視点がないと槍長いじゃん強いじゃんという短絡的なものの見方しかできなくなる。
刀を持つ人は身分が高い武士 つまり指揮をするのが仕事の指揮官で、戦うのが仕事の戦闘員ではない 下士官以下と士官を一見して区別する道具の一つが日本刀
刀が指揮官を表すものっていうのは明治以降の認識だよ。 刀は足軽でも装備しているのが普通。というか刀はおびただしいほど出回っていてすべての男が装備しているのが普通だった。 ...